僕の嫁は、5歳上の高校の教員です。 
僕が高校時代の英語の先生です。 
そう、嫁は教え子と結婚したんです。 
妻の杏子と付き合うきっかけは、僕が高校3年のとき、半ば強引に杏子とやってしまったのが発端です。まあ、ほとんどレイプって言われれば、そうかもしれません。 
それに杏子は初めてだった。僕が初めての男でした。 
杏子のことが好きだったし、憧れだったから、結果的には幸せな家庭がもてて良かったとは思います。 
今は、僕が36歳。杏子が41歳。子どもが二人。娘が二人です。 
あれは高校3年の夏のことだった。文化祭の実行委員長を僕はやっていた。 
顧問は杏子だった。まだ、大学出て2年目の新米教師。英語は留学していたからペラペラ。 
杏子が高校に来て、僕は一発で杏子に惚れてしまった。先生なのにね。 
初々しくて、清楚で美人。スタイル抜群。

「片倉君、準備の進み具合はどうなのかな?なんか困ってることある?」 
「あ!先生。うーん、困ってますよ。各クラスからの要望が多すぎて・・・」 
そんな感じで、ほとんど毎日放課後は、杏子先生と実行委員メンバでバタバタやっていた。 
土曜日なんかは、放課後夕方までメンバでワイワイやっていたので、杏子が自分の家に連れて行って、夕食を御馳走してくれた。 
まあ、全員ってわけではなく、行ける男女3、4人だったけど。 
杏子は学校から徒歩30分のところに住んでいたので、気楽に遊びに行っていた。 
大好きだった杏子のお手製の夕食は、量も多くて、しかもとっても美味かった。 
「さあ、みんなお腹ペコペコでしょ。たくさん食べてね!」 
杏子の料理が食べれるのが、毎回楽しみだった。 
そんなこんなで文化祭の1か月前だった。 
どうしても決まらないことがあって、先生に相談に乗ってもらっていた。 
気が付いたら日が暮れて、7時になっていた。 
「片倉君、もう6時だわ。ちょとさ先生のうちで続きしましょう。食事作ってあげるから。」 
「ラッキー!腹ペコだったんだ。」 
「さ!じゃあ、さっさと行きましょう。」 
資料や原稿やら、全部持って杏子の家に行った。 
まさか、この日が杏子とのエッチの日になるなんてお互いに思っていなかった。